先輩就活

interview
新卒入社2年目の先輩に聞く
製造

吉岡さん

松江市出身
アルファー食品株式会社
2023年4月新卒入社

食品会社で研究開発部門に所属している吉岡さん。
やりたい仕事を見出した背景、地元・島根の企業を選んだ理由、
ふるさとで暮らす魅力についてお話いただきました。

やりがい or 安定、どちらを取る?
「ジョブカフェしまね」で悩みを相談

10代のころは管理栄養士に興味があり、農林高校に進学。食品に関する勉強をする中で商品開発に興味がわきました。大学では熱帯果樹の研究を専攻。大学以外の時間は、乳児院や障がいのある子どもが通う放課後等デイサービスでアルバイトをしていました。子どもたちと様々な経験をする中で、「就職したらみんなとなかなか会えなくなるから、つながり続け支えられる方法を見つけたい」と考えるように。その思いと食品関係の仕事がリンクしました。でも、明確な目標を持ちながら「安定も必要なのでは」という思いも捨てきれなくて…。大学生活はコロナ禍と重なり、多くの企業やお店が倒産・廃業していたので不安だったんです。そのため公務員も選択肢の一つにしていました。
3年生になり就職活動が始まると、公務員試験の準備をしながら食品会社の情報も収集。夏休みは公務員関係と食品関係の一般企業のインターンシップに参加しましたが、そのあとは3ヶ月ぐらい立ち止まって考える期間でした。
「やりがいを取る? それとも安定を取る?」と悩んでしまい、考えすぎて涙がこぼれたこともありましたね。
友達には悩みを吐き出せなかったので家族に相談していましたが、「ジョブカフェしまね」も大きな力になりました。
スタッフの方が親身にじっくり話を聞いてくださって、「仕事として続けるなら、自分が強く思っている方向がいいよ」と背中を押してもらえました。

就活・試験・実習と多忙だった4年生
〝やりたい〟が就活の旅の羅針盤に

4年生の春には各企業にエントリーシートを出して面接などがスタート。一応公務員試験にもチャレンジすることにしていたので、上半期は一般企業の就活と公務員試験が同時進行。さらに教職課程を選択していたので教育実習もあり、かなり大変でしたね。
アルファー食品の二次試験が教育実習と重なったり、公務員試験の前に内々定が出たりと、いろいろなことがありました。そんな中でも「やっぱり好きな仕事をしたい!」という気持ちを尊重して今の道を選びました。
ジョブカフェしまねでは、自己PRやガクチカのピックアップ、面接練習でもお世話になりました。どのスタッフさんも本当に優しくて話しやすかったことが心に残っています。
例えば面接練習。緊張する時間が長く続くものなので就活生はストレスを感じがちなんですが、ジョブカフェしまねでは親身に対応してくれるのであっという間でした。自己PRについても「自分が入社後に何をしたいかを明確に」「大学で経験したことのエピソードだけでなく、この先に繋がることを深く掘り下げた方がいい」というアドバイスが役に立ちました。

大学時代から抱く志を大切に
島根発の全国に誇れる仕事を!

アルファー食品は「想いをささえる愛情ごはん」をスローガンに、手軽でおいしい防災用非常食などをつくる企業。災害などの非常時に、食べ物を通して子どもたちを支えられると感じ、エントリーしました。
現在は研究開発部に所属。水を注ぐだけで食べられるアルファ化米の商品や、温めなくてもおいしく食べられるレトルト商品などの開発に携わっています。入社からの2年間で、同じグループの先輩が栄養豊富でおいしいスープを完成させる過程を間近で目にしました。まだゼロからの商品開発は担当していませんが、先輩の手がけたものにはとても思い入れがあります。
今私が目指しているのは、研究開発部にとっても、地域の子どもたちをはじめとした世界の人々にとっても役立つ存在。ちょっと欲張りかなとは思いますが…。
最近、弊社の商品を備蓄品として納入している自治体について知る機会がありましたが、たくさんの自治体からこんなにも求められているのだと実感。「島根から全国に羽ばたく商品を作っているんだ!これは頑張るしかない!」と身が引き締まりました。

地元で大切な家族と過ごし、
豊かな自然に働くパワーをもらう日々

松江の実家から出雲まで車で通勤しています。行きは1時間ぐらい、帰りは夕方で渋滞するので1時間半ぐらいはかかりますね。島根の企業を選んだのは地元から離れたくないからという理由もあって、実家から通える範囲の企業を探していました。私、家族が大好きなんです!特に母とは仲が良く、お互いを一番の親友だと思っています。母に話を聞いてもらえることが思考の整理とリフレッシュになっていますね。
また、私の家は県庁所在地である松江市にありますが、中心部から離れたエリアで森に囲まれています。緑が豊かで、遠出しなくても森林浴をしながらデジタルデトックスできるんですよ。
街灯などの人工的な灯りがほとんどなく、夜は家の照明を消すと真っ暗になるぐらいの場所。星がたくさん見えます。
祖母が庭に花をたくさん植えてきれいに整えているのも心地いいです。
心癒やしてくれる自然が豊かな島根は本当に素敵だと思います。不便で嫌だと感じたことはなく、今のところ都会に出たいとは全く思いません!

私の誕生日の日に「産んでくれて、育ててくれてありがとう」という気持ちを込めて
両親に贈った花束と、大学の卒業式の記念写真

吉岡さんはどんな人材ですか?

吉岡さんに初めて会ったのは、入社式の挨拶の時でした。
大勢の社員の前で、緊張しつつも明るくハキハキと話す様子を見て、新しく仕事を覚えようという熱意や、真っ直ぐな人柄が感じられ、良い子が入社してくれたなあと嬉しくなったことを覚えています。
研修後、私のグループで仕事をしてもらうことになりましたが、先輩に相談しながらどんどん新しい業務にチャレンジするだけでなく商品開発の際、若い女性の目線で積極的にアイデアや意見を出してくれて逆に私が気付きをもらうことも多く、助かっています。
優秀な彼女ですが、天然なところもあって、そこもまた魅力的。一緒に仕事をする皆、いつも元気と笑顔をもらっています。

就活時の流れ
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読者へのエール・アドバイス

〝やりたいこと〟は就活のポイントになるので、強い思いがあるなら突き詰めていった方がいいと思います。学生時代は少しでも興味を持ったことに挑戦して知らない世界を知ることも大事。多様な経験をする中で何かを掴めるかもしれません!