先輩の就活
板倉さん
●出雲市出身
●島根中央信用金庫
●2022年4月新卒入社

金融機関で営業として地域を巡っている板倉さん。
ふるさとである出雲市にUターン就職をした理由、就職活動の流れ、
県外に住みながらの島根への就職活動についてお聞きしました。
人と関わり、地域に貢献できる
自分に合った仕事を探して…
生まれも育ちも出雲市内です。高校まで地元で過ごし、広島市の大学に進みました。関西や関東などに出てしまうと、もしも家族に何かあってもすぐに帰れません。自分も家族も安心できる距離というところで、隣県の広島を選びました。
4年間も広島で生活したので「このままここで就職しようか」という考えも浮かびました。でもやっぱり、地元に就職する安心感は大きな魅力。ふるさとから離れた土地で就職すると何十年もその土地にいることになるのかな、と思うとやはり島根の企業に心が傾きました。
就活に際して自己分析をしたところ、人と関わる仕事が向いているとわかりました。そこから自動車のディーラーや住宅メーカーも視野に入れることに。
地元に貢献したいという気持ちもありました。「貢献」と言うとざっくりしているんですが、金融の仕事もそれに入るんですよね。地元企業に対してお金を貸して支え、何か困り事があったときに助けることができる。仕事を通じて様々な人に会って関われる。自分が進むならこれかもしれないな、と感じるようになりました。

大学2年生から就活スタート!
まずは地元企業を知ることから
就職活動を始めたのは2年生の夏休み。周囲の人より少し早かったかもしれません。当時の自分にとってはまだ先のことではあったんですが、就職に対する不安があったというか、何をしたらいいのか全然わからなかったんですよね。今できることは何だろうかと考え、会社訪問に取り掛かってみました。動き始めたのは自分の意思半分、親からの勧め半分、といったところです。夏休みに帰省し、地元で2社訪問。企業について詳しく勉強するというよりも、少しずつ知っていくという感覚でした。
就職活動が本格的にスタートした3年生の春は、既に新型コロナウイルスが広がりつつあり説明会は全部Web形式でした。直接面談できるのが一番良かったんですが、Webの場合はZoomなどにアクセスしたらすぐ話を聞けるので、たくさんの企業に効率よく出会えるという面もありました。
インターンシップも少し早めに取り組もうと思い立ち、3年生の春から始めました。3月ごろには毎日のようにインターンシップか面談をしていましたね。夏休みも利用したので、インターンシップは複数の企業で経験しました。
また、島根の企業を集めた合同説明会が広島市内で開催されていたので積極的に参加。島根に帰らず広島にいながら説明会を受けられたのは助かりました。各社の説明会のためにその都度帰省をしていたら、やはりお金も時間もかかり負担ですが、助成金があったのは良かったですね。また、広島市にも島根県広島事務所で学生支援の相談窓口(学生就職アドバイザー)があります。中区の中心部の利用しやすいところにあるのも便利だと思います。

将来を描きやすいという
地元企業ならではの魅力
実は、就活を始めるまでは島根中央信金を知らなかったんですよ(笑)。生まれてから高校卒業まで出雲にいたのに、地元にどんな企業があるのか全く知らなかったという…。「企業ガイドブックしまね」を見たり、学生就職アドバイザーに相談したりする中で知っていきました。仕事内容や福利厚生などもチェックしつつ、その中で興味があった企業をだんだん深掘りしていく感じで企業を絞っていきました。
島根中央信用金庫を知ったのは、大学であった島根県内の企業による説明会でした。先輩社員として来ていたのが高校時代の野球部の先輩・雄副さんだったんです。地元の信用金庫に就職したとは聞いていましたが、まさかそこで出会うとは! びっくりでしたね。 お世話になった先輩と一緒に働けるのはいいなと思いました。知らない土地で働くより安心感が強く、地元の方と関わり貢献できる仕事であることにも魅力を感じました。
また雄副さんから、支店があるのは松江・出雲・大田で、3市の中で異動はあっても県外への転勤はないことを聞きました。その範囲なら実家から十分通えます。「転勤族として各地を転々とする働き方だと将来設計をしにくい。でも地域に根ざした金融機関である島根中央信用金庫はそうではなく、仕事以外の生活を充実させられる」と教えてもらったことも決め手になりました。先輩が実際に出雲で働いて暮らしている様子も聞いて、自分の将来が描きやすかったですね。
今は休日やオフの時間に地元の友人たちと過ごしています。家族とも食事や飲み会などをしていますし、結構仲が良いんじゃないですかね(笑)。私はプライベートあっての仕事という価値観なので、望んだ通りの生活ができていると感じます。

板倉さんはどんな人材ですか?
板倉さんは学生時代から、人と交流する仕事に就きたい、地域に貢献したいという明確な意思を持っていました。大学での説明会で再会して話しているうちに、「うちの仕事に向いているな。ぜひ一緒に働きたい!」と感じるようになりました。入社してくれて嬉しいです。信用金庫という金融機関の仕事は、地域の人や企業をサポートすること。板倉さんの志をきっと実現できると確信しています。
島根中央信用金庫では「BS制度」という教育制度を取り入れており、新入社員一人につき三人の先輩がついて指導。私も板倉さんの教育担当の一人でした。現在は私が過去に担当していた出雲市駅周辺のエリアを引き継いで頑張ってくれています。野球部の後輩だった彼が私の辿った道を歩んでくれているのは感慨深いですね。私は今は人事部におりますが、志のある後輩と一緒にこの地域を盛り上げたいと思っています。
